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カラスムギ

 

カラスムギの小穂

 

カラスムギの小穂

カラスムギ <烏麦>
(別名 チャヒキグサ<茶挽草>) イネ科

名前は食用にならずカラスしか食べない麦との意に由来する。古代に麦と共に渡来した(史前帰化植物)。道端や荒地に生え高さ0.6〜1mになる。長さ20cm前後のまばらな円錐状花序。淡緑色の小穂(ショウスイ)は長さ2〜2.5cmで垂れ下がり、普通3個の小花があって長い芒(ノギ)がついている(中段)。下段は成熟後の小穂。種子には長い芒(のぎ)があり、包頴(ほうえい)から飛び出している。成熟後も淡いクリーム色の包頴が残っていて、これが光に映えて美しい。カラスムギは古くから世界の麦作の大害草として知られる。撮影: 2005/6 生駒山 神津嶽尾根、生駒市辻町(下段)


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